鍵屋さんになるための資格についてですが、自動車の運転免許やお医者さんの医師免許のように免許がないと刑事処罰の対象になるという資格ではないようですね。もちろん、鍵屋さんとして一人前の仕事ができるようになるためには、家業が鍵屋さんという場合はともかくとして独学ではまず無理でしょうね。そうしたコネがない方の場合には、まずは鍵師を養成するための養成学校や養成講座を受講することで、鍵師としての知識や技術を身に付けることが先決でしょうね。

それから、日本鍵師協会という鍵師の方々が交流し合えるような組織があるようですね。その鍵師協会においても、一級と二級の鍵師技能検定試験を行っているようです。その試験を受験して合格することによって、一級鍵師あるいは二級鍵師という資格が与えられるようになっています。さらに、その上にはマスター鍵師という資格もあるようですね。私はワインをたまに飲むのですが、ワインにもソムリエなどの資格がありますが、そうした資格とよく似ているかもしれませんね。ソムリエの場合においても、免許がないと刑事処罰を受けるということはないのかもしれませんが、一流のお店でソムリエとしては雇用してもらえないでしょうね。鍵師でいえば資格に認定されていないと、ピッキングに使うようなピックと呼ばれる特殊工具などを購入することすらできないかもしれませんね。以前、テレビドラマでも鍵師が主人公のドラマがあったように記憶しています。

近年ハリウッド映画に多数出演しておられる超売れっ子俳優の渡辺謙さんが主役のドラマでしたかね?確かに鍵師ともなると、超難解な金庫を開けてみたり難しいドアの鍵を解錠してみたりと、男であればそうした職人さんには憧れますが、現実的にはその職業で生計を立てていくというのは、客さんからの注文が少なそうなので難しい問題かもしれませんね。2~3日に1件注文があるかないかのような気がしますね。